X線異物検出装置、金属検出機により1粒の異物も除去
お客様の口の中に入る製品だからこそ、金印は製品の安全性にこだわり続けています。金印の製品チェックは最新の検出装置で厳しく行われており、人の目では見る事が難しい、砂鉄よりも小さな1粒の異物をも発見できる体制を整え、安心してお召し上がりいただけるように取り組んでおります。
バケット反転式洗浄機で徹底洗浄
X線異物検出装置で異物の混入を検品
金属検出機で金属の混入を検品
最後は人による目視検品
わさびは、その性質上すりおろした瞬間から酵素反応が起こり、香りと辛みが揮発して抜けていきます。金印の生産工場では、わさびの清々しい爽やかな香りと辛みを可能な限り逃すことなくお客様の食卓にお届けするために、生産ラインの各工程でさまざまな工夫を施しています。
マイナス196℃超低温すりおろし製法が、“おろしたて”を実現
わさびのおろしたての香りと辛みをお客様にお届けするためにたどり着いたのが、マイナス196℃でわさびをすりおろす、金印独自の「超低温すりおろし製法」です。この製法により、香りと辛みを冷凍で封じ込め、冷凍のままお客様へお届けすることで、解凍した時におろしたての風味を味わうことができるのです。
すりおろす前の本わさび
超低温下の-196℃ですりおろす様子
超低温ですりおろされたわさび
低温下を保つ工夫を施した生産ライン
超低温下ですりおろされたわさびは、酵素反応による香りと辛みの揮発を防ぐ為、低温下を保ったまま充填パックされます。その後、大型冷凍施設で保管され冷凍状態のままお客様にお届けします。
低温下で充填パック
スパイラル式急速冷凍機で冷凍
大型冷凍施設で出荷まで保管
業界トップレベルの安全性を目指す
複合生体認証システムによる工場内への入退室管理から、異物混入の管理、万が一の場合の原因究明のための360度全方位ネットワークカメラの導入など、フードディフェンスにも取り組み、お客様の安心・安全のための環境作りを推し進めています。
複合生体認証システムによる顔認証
付着した埃をエアーシャワーで除去
全方位ネットワークカメラ
商品に対する私たちの想い
本当に美味しい製品を安心・安全にお届けしたい
金印わさび(株) 取締役社長 石川良市
私たち金印わさびは、それまで困難とされた生のわさび原料を使用した『生おろしわさび』を昭和48年に業界で初めて開発し、今日までお客様に提供しております。『生おろしわさび』の開発以前は西洋わさびを原料とした『粉わさび』や『ねりわさび』を販売しておりましたが、生のわさびの清々しい香りや辛みを再現することができませんでした。わさびはすりおろした直後に酵素反応がおこり、特徴となる爽やかな香りと辛みが発現し、すみやかに揮発する非常にデリケートな生鮮香辛料です。そのため、生のわさび原料をそのまますりおろして使用すると香りや辛みが少ない商品となります。
そのため、本当に美味しいわさび製品を開発するため、研究所では鮮度を保持した原料保管の技術や、香り・辛みの酵素反応を抑えた製法の開発に取り組み、『生おろしわさび』のご提供が可能になりました。
また、安心・安全な商品をお届けするために、使用原料のトレーサビリティ―システムや異物混入を防ぐための金属検知機・X線異物検出装置の設置、工場の入退出管理システムの導入など様々な対策を実施しております。今後もより美味しく、安心・安全な商品をお届けしてまいります。