2021年・令和3年(干支: 辛丑)の日めくり

2021年・令和3年(干支:辛丑)の日めくり

長野県の中野市では、古くから良質な粘土が取れていたこともあり、土人形の制作が盛んに行われてきました。土人形とは、無病息災や子どもの成長を願い、制作されたものです。中でも奈良家が作る「中野土人形」は歴史が古く、江戸時代後期に奈良家初代の奈良栄吉氏によって作られました。栄吉氏が京都へ足を運んだ際、伏見の土人形にほれこみ、中野へ伏見人形の職人を呼び寄せ、作り方を習って制作したのが「中野土人形」の始まりといわれています。その後も人気を博したものの、戦時中に土人形作りの重要な材料の一つであるニカワの入手が困難となり、制作は一時中断されました。しかし、戦後に四代目の奈良政治氏が土人形作りを再開し、現在では五代目の奈良久雄氏、六代目の奈良由起夫氏がその伝統を守っています。

今年の干支は丑です。牛は古くから酪農や農業で人々を助けてくれる重要な生き物でした。重労働を最後まで地道に手伝ってくれる様子から、丑年は「我慢」や「発展の前触れ」を表す年になると言われています。どのように辛いことがあっても、地道に励めばいずれ実となる。そんな大切なことを、古来より牛に教えてもらっていたのですね。

表紙デザイン

表紙デザイン

「あたまを雲の上に出し…」で始まる文部省唱歌にも歌われる、日本の象徴「富士山」。日本一の高さであるとともに、その景観は大変美しく、まさに名実ともに日本最高の山として愛されてきました。

金印は、昭和4年の創業以来、「日本伝統の食材『わさび』を最高の品質で届けたい」との思いを富士山で表現し、わさび製品などのパッケージに使用してきました。

富士山のように、わさびがいつまでも日本そして世界の人々に愛されるように、金印はこれからも歩んでまいります。

参考文献

  • 十二支の動物のヒミツ 大高成元・川口幸男・中里竜二著 小学館
  • 十二支の動物たち 五十嵐謙吉 八坂書房
  • 十二支になった動物たちの考古学 設楽博己 新泉社
  • 野沢民芸HP https://nozawa-mingei.com/

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