2020年・令和2年(干支: 庚子)の日めくり

2014年・平成26年(干支:甲午)の日めくり

十二支の始まりであるネズミ。なぜネズミが最初にくるのか。有名なのは干支を決めるレースで牛の背にのりゴール直前で飛びおりた、というものですが、ネズミが最初にくることは大変縁起が良いのです。ネズミは子だくさんの象徴とされています。最も多く子どもを産む種類になると、一回の出産でおよそ二十匹もの子どもを産みます。その子どもも約一か月で繁殖可能となるため、一匹のメスから一年でおよそ二千匹の子孫が誕生するのです。また、哺乳類の種類は四千種以上ありますが、その内の約四割はネズミの仲間です。十二支も辰、巳、酉以外は哺乳類のため、哺乳類で最も多い種であるネズミが最初にくることは必然なのかもしれません。

今年の金印日めくりは会津張り子をモチーフとしています。会津張り子の起こりは四百年程前。豊臣秀吉に仕えた蒲生氏郷が、会津の文化、経済、産業の礎を築く為、京都から人形師を招き下級武士達に技術を習得させ、生活の糧としたことにはじまります。以来、その伝統は今に受け継がれ、張り子の歴史の中でも東北最古といわれています。職人が心を込めて手作りしている作品は、素朴で心あたたまるものとなっています。

表紙デザイン

表紙デザイン

「あたまを雲の上に出し・・・」で始まる文部省唱歌にも歌われる、日本の象徴「富士山」。日本一の高さの山であるとともに、その景観は大変美しく、まさに名実ともに日本最高の山として愛されてきました。葛飾北斎の浮世絵にも描かれ、世界中の人々の心を掴んで止みません。

金印は、昭和4年の創業以来、わさび一筋に「日本伝統の食材『わさび』を最高の品質で世界に届けたい」その思いを富士山で表現し、粉わさび・生おろしわさび商品のパッケージにしてきました。富士山のように、わさびがいつまでも日本そして世界の人々に愛されるように、金印はこれからも歩んでまいります。

参考文献

  • 十二支の動物のヒミツ 大高成元・川口幸男・中里竜二著 小学館
  • 十二支の動物たち 五十嵐謙吉 八坂書房
  • 十二支になった動物たちの考古学 設楽博己 新泉社
  • 野沢民芸HP https://nozawa-mingei.com/

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