2015年11月06日お知らせ
第24回食品安全安心・環境貢献賞 「選考委員会特別賞」受賞
「安全性、品質を高めたわさびを中心とする国内農業の支援・輸出促進」
金印株式会社が、日本食糧新聞社主催の第24回食品安全安心・環境貢献賞の選考会において「選考委員会特別賞」を受賞しました。
金印は業務用加工わさびのトップメーカー。品種改良、育苗などで独自研究を続けながら、国内農業と連携して西洋わさび、本わさびを安定供給できるようにし、それらを原料に使った加工わさびの輸出も展開する金印㈱(本社:名古屋市/代表取締役社長 小林桂子)は、2015年11月6日に東京都港区の明治記念館で行われた授賞式で第24回食品安全安心・環境貢献賞「選考委員会特別賞」を受賞しました。
受賞理由として、金印は1929年の創業以来、本わさびの品種改良、栽培指導、苗提供などに加え、日本各地から原料の安定調達に取り組んできた。いち早くトレーサビリティーシステム、ISO9001、HACCPを導入し安全・安心に努めている。また、加工わさび原料の一つである西洋わさびは、65年から北海道で契約栽培を開始、2014年4月に農業生産法人、金印アグリを設立、同年秋には契約栽培も含め計画通り約2000tの西洋わさびを収穫した。原料加工場や加工わさびを製造する工場を建設して一大産地を築いてきた。さらに工場から排出される植物残渣(ざんさ)を微生物で発酵させた堆肥を畑に戻す独自の技術で循環型農業を行っている。輸出面では1980年代から海外に進出して、65ヵ国以上にわさびを輸出していることが評価され今回の受賞に至りました。
■賞の概要
「日本食糧新聞」の創刊50周年を記念し、1992年(平成4年)10月に日本食糧新聞社により「日食・環境資源協力賞」が設けられました。 平成19年度からは賞の名称が「食品安全安心・環境貢献賞」に改められ、安全、安心、環境保全に対応した、食品産業(食品製造、流通、外食、中食、ホテル業など)に属する企業・団体を対象に、先駆的・先端的な活動や成果に対してその功績を称えています。 これによって食品産業の安全、安心、環境保全への関心を高め、業界における対応の促進と向上を図ることを目指しています。
■選考基準
法令順守体制、ステークホルダー(株主、従業者、取引先、消費者など)と情報を共有する体制を構築していて、安全、安心、環境保全、社会貢献に関連した事業活動を顕彰しています。
具体的には
(1) | 継続的な改善を図るマネジメントシステムを構築し |
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(2) | CSR報告書、環境報告書などで適切に情報開示していて、安全・安心関連、環境保全、社会貢献に取り組んで実績を上げ、業界の範となるような企業・団体で、他の企業・団体と比較できる目標(定量的または定性的)を持ち、実現していること |
が基準となっています。 この賞は食品産業の企業・団体を対象にしているため、農林水産業、機械メーカーなどの周辺企業、研究機関などが食品産業の企業・団体と強く関係した場合のみ、食品産業の企業・団体とあわせての選出とされます。 選考委員が強く関係した企業・団体が候補となった場合、当該委員は採決に加わりません。
■選考の目安(参考)
1. | 安全・安心関連 消費者が関心の高い情報の適切な提供、業界全体の商品の知識・情報の普及、食育関連の情報提供・啓発、リスク管理(※1)、衛生管理、品質管理、SCMの構築、食育など。 |
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2. | 環境保全 SCMの構築、省エネ、温暖化ガス削減、水の使用量の削減、容器包装の使用量の削減、食品関連廃棄物の削減、消費者などへの環境保全活動の支援など。 |
3. | 社会貢献 地域の公的なイベントへの対応、地域への還元、災害時の支援など。 |